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いい社会(18)

私の友達の子供は、そろそろ小学校の高学年になっている。電話で友達と話していると、子供の進学や将来のことに終始するのだが、母親としての彼女たちの心境の変化に驚くことがある。幼稚園に通よようになったとき、彼女たちは、 

   「うちの子は物を作るのが好きだし、それに上手なの」とか、 

   「音楽がかかると、踊りだしたりするから音感がいいみたい」 

   などと親馬鹿丸出しで私に報告してきた。自分の子供がほかの子供よりも優れているものを発見したのが、うれしくてたまらない様子なのだ。 

   「それは将来、楽しみね」 

   というと、口をそろえて彼女たちは、こういう個性を伸ばしたいといったものだった。 

   ところがここのところ、彼女たちの意見はがらっと変わってしまった。子供を「いい会社」にいれることしか、頭にないみたいなのだ。 

   「個性を伸ばしたいって、いってたしゃないの」  

   といっても、 

   「そんなこといってる場合じゃなくなってきたのよ。成績だって中の下だし?????」 

   と、とても暗い。彼女たちの意見は、うちの子は出来が悪い。だけど安定した人生を送らせたい、となると、今から親子が力をあわせ、どんな無理をしてでも偏差値の高い学校に入学し、

俗にいう一流企業と呼ばれる「いい会社」に就職するしかない。そのような会社にはいっておけば、我が子が仕事ができなくても、他の優秀な人々が仕事をちゃんとやってくれる。組織の輪のなかにはいっている限り、安定した収入は保証されているというのだ。

   子供が小さかったときは、それぞれの個性を発見して喜んでいたというのに、母親というものはこのように考え方がコロッと変わるのだろうか。そのたんびにありこれいわれる子供は、さぞや迷惑に違いない。母親が目を三角にしてヒステリックになっていても、子供は母親の思うとおりにならないのが世の常である。私は子供たちの反逆に、ささやかな期待を抱いている。

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