「血縁」

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所属分类:日语随笔集

男二人兄弟の末っ子である私が生まれて3日が経った時。新生児が罹るある特有の病気により、体内の3分の2近くの血液を口から吐いた。一時は危険な状態まで陥ったが、それを救ってくれたのが親父だった。親父の血を体いっぱいに継いだ私は、笑ってしまうほど性格が親父と似ている。

普段から声が大きく、態度も大きく、ただ黙っているだけで、怒っていると勘違いされることもある。とっつきにくくて怖いというのが第一印象。けれどそんな見た目とは裏腹にとても涙もろく、情に厚い。もはやそれは厚いという表現よりも「厚すぎる」という方が正しい。困っている人がいると何の躊躇も無く手を差し出す。それによってトラブルに巻き込まれることもしばしば。

そして何より驚くのは、トイレに行こう、お風呂に入ろう、お茶を飲もう、そこのおかずを食べよう、などなど。そういったタイミングがことごとく同じであるということ。だから私は親父と一緒にいる時、何か行動を起こす前に少し待つ癖がある。そしてその「待つ」は概ね当たる。私の動きたい方向に親父が動く。そして私はその後、動く。まるで双子のような関係が出来上がっていった。

思春期の頃、そんな親父との関係がとても嫌で近寄らなかった。話しかけることもなければ挨拶すらろくにしない。一度離れてしまうともうどの距離で接していいのか分からず、そのまま私は大人になり、結婚した。

子どもが生まれた時だった。私の妻が命を懸けて産んでくれた赤ちゃんを初めて抱いたとき、私は号泣した。そして妻に、ありがとうと言った。次に親父が抱いた。すると、親父も号泣し、ありがとうと何度も妻に声をかけた。妻が泣きながら言った。

「喜びが倍になったね」

今までの人生でどれだけの喜びが倍になり、どれだけの悲しみが半分になってきたのだろう。初めてそう考えた。そして、親父との距離が半分に縮まった。

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