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幼稚園の友達はとっくに絵本を読んでいるのに、我が家のいたずら坊主が読めるのは自分の名前だけだった。落ち着きもなく、雨の日には三輪車を家に持ち込み、廊下や畳の上を、絵本の上までも乗り回しているありさまである。あんのじょう、我が家の古い畳はさらにボロボロになった。女房は「このままで、この子は大丈夫だろうか?」と不安がっていた。「将来は競輪のスター選手かな」と、顔は笑いつつも内心、私も心配だった。

それから一年近く経って、ようやくクルマの絵本に興味をもち、字を覚え始めた。

すると、今度はフエルトペンでいたずら書きを始めた。目を話せば冷蔵庫や唐紙にまで書きはじめる。見ると「十」に「○」を付けて「す」にしている。正しく教えても、そのでたらめ書きはなかなか直らない。

その頃のことだ。私の誕生日に思いもよらぬプレゼントがあった。渡すときのちょっと恥じらった息子の笑顔は今でも私の心に焼きついている。手づくりの封筒に

「お と う さ ん お た ん じ よ う び お め で と う」と、どうにか読める字で二行に書かれている。中に「かたたたきけん」が九枚入っていた。

一枚は書き直しのとき破けてしまったという。

私はそのころ肩凝りはなかった。

だが、その日から二人で風呂からでると、せがれはフルチンのまま、「お父さん、券は?」と肩たたきをせがむのだ。

 

あれから三十年経った。一人息子は無事社会人となった。この春、幸いにも縁があって身を固めることになり、やっと肩の荷が下りた。とたんに肩凝りがはじまった。そんな時には少し温めの長風呂にはいる。湯船につかっていると、湯気で曇った鏡に指で字を書いてみたくなる。すると、あのでたらめ書きの字が目にうかんでくるのである。

先日、引き出しを整理していたら、隅のほうから、古びた封筒が出てきた。あの誕生日プレゼントであった。他人にとっては無用なゴミだ。

だが、私は捨てられないでいる。

 

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日语考试库 » 「肩たたき」