第二十一章:世界遺産~ポタラ宮

第二十一章:世界遺産~ポタラ宮

ポタラ宮は、中国西部チベット自治区ラサ市の紅山にあり、規模が雄大で、世界の屋根にある真珠と称され、チベット族建築芸術の傑出した代表であり、中国の最も有名な古代建築の一つでもある。   ポタラ宮は、チベット族歴代のダライラマが政治や宗教活動を行い、住むところで、チベットで現存する最大の古代高層建築物である。文献の記載によると、ポタラ宮は、紀元7世紀の吐藩王ソンツァンカンポが紅山に建造し、部屋数が約1000あり、当時紅山宮と呼ばれ、吐藩王朝の政治中心であった。紀元9世紀吐藩王朝が解体され、チベット族住民は長期に亘る戦乱状態に陥り、紅山宮は次第に破壊されていった。1645年から、ポタラ宮はダライラマ5世によって再建され、その後、歴代のダライラマも手入れをしたり、拡大したりして、現在の規模となった。      ポタラ宮は外観を見ると、麓から頂上まで全部13層からなり、高さは110mとなっている。ポタラ宮は石と木材で建造され、壁は全部花岡岩で、一番厚いところは5mもあり、地震を防ぐために壁内に鉄液を注いだ。装飾品としての金頂や金幢などは古代の高層建物の落雷問題をうまく解決した。   ポタラ宮は、主に東の白宮(ダライラマの住居))真中の紅宮(仏殿と歴代のラマの霊塔殿)と西にある白い僧室(ラマと僧侶の住む部屋)からなっている。紅宮の前には『晒仏台』という壁があり、仏教の祝日になると、仏像が施された大絨毯がこの壁に掲げられる。山の中腹にある主体建築の前に1600㎡の広場があり、祝祭日に式典が行われる場所である。   紅宮は、ポタラ宮の主体建築で、歴代ダライラマの霊塔殿と各仏殿である、ダライラマ5世の霊塔殿は一番豪華で、高さが15m、台基が四角形で、天井が円形となっており、塔座、塔瓶、塔頂に分かれる。ダライラマ5世の屍骸は香料、紅花などを使い塔瓶に保存されている。霊塔を包む金箔の重さは3724キログラムあり、1500個に上るダイヤモンド、赤と緑の宝石、翡翠、瑪瑙などの貴重な宝石が嵌め込まれ、塔座には、各種宝器、祭器などが置かれている。西大殿は5世ダライラマ霊塔殿の享堂で、紅宮の中の最大の宮殿である、中には高さ6m余の48本の木造の柱があるほか、大量の木材で彫刻された仏像、獅子、象などの動物が置かれている。ポタラ宮にある大小の殿や堂、玄関の間、回廊などには壁絵が描かれ、これらの壁絵の内容は極めて豊富で、歴史的人物を描いた物語、仏経による物語を現したものがあり、建築、民族風情、体育、娯楽などを表した絵もある。1万点近くの軸物絵と石彫、木彫、塑像などの価値が極めて高い芸術品が収蔵されたほか、チベット族絨毯、陶器、玉製品など大量のチベット族の伝統的な芸術品がよく保存されている。芸術性の高いこれら文化財は1000年余に亘って、チベット族が漢民族などの民族と友好往来、文化交流を行う悠久な歴史を反映した。ポタラ宮の構築配置、土木工程、金属精錬、絵画、彫刻などはチベット族を主体として、漢民族、蒙古族、満州族など各民族の職人の優れた技術とチベット族の建築芸術を体現した。   1994年、ポタラ宮は、ユネスコに『世界の文化遺産のリスト』に登録された。

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