第二十一章:世界遺産~紅河ハニ棚田

第二十一章:世界遺産~紅河ハニ棚田

紅河ハニ棚田は、雲南省南部紅河南岸の哀牢山中にあり、元陽県を中心に紅河県・緑春県・金平県など複数の県に及び、総面積約54000ha(総面積16603ha)で、最大標高1800m、最大勾配75度の斜面に広がる世界最大の棚田群である。国連食糧農業機関(FAO)により世界農業遺産にも認定されている。   この世界一の棚田を8世紀頃から1300年かけて築き上げたのは、少数民族・ハニ族の人々である。他民族に追われ奥深いこの地にたどり着いた彼らは、気の遠くなるような労力で山肌を耕し、豊富な経験を積み、独自の灌漑技術と農法を磨いてきた。森や霧など自然を巧みに利用した棚田は、1つの巨大な循環システムでもある。   ハニ棚田のハニ族は海抜800mから2500mの山に住んでおり、農業に従事している。中でも、稲文化が特に発達している。また、ハニ族は棚田とそれに関する伝統の全てを守っている。村落のもっとも神聖な場所、「寨神林」は村人たちが「寨神」(村の神様)の祭祀を取り行っているところである。この場所は、1000年以上の活力を保っている。ここの人々は伝統的な暮らし方を維持しており、衣服は青色が多く、男子は黒色の頭巾を被る。   世界遺産委員会は、森や霧など自然を巧みに利用しハニ族が作り上げた棚田は、一つの巨大な循環システムでもある。この文化景観区には82のハニ族の集落が存在する。特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例と評価している。 

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