第二十二章:楽器~レワープ

第二十二章:楽器~レワープ

「レワープ」とは、ウイグル族、タジク族、ウズベク族などが愛用する弦楽器の一種である。600年ほど前の14世紀に考案された楽器だとされている。当時、新疆と国内外の各民族との間で経済文化交流が盛んに行われ、ウイグル族は他民族の楽器の長所を取り入れ、いくつかの新しい楽器を作り出した。「レワープ」はそれらを代表する楽器として、今日まで受け継がれてきた。   ほとんどが木で作られ、非常に独特な形をしている。その上部は細長く、ヘットは湾曲していて、下のボディーは丸く球状になっている。   「レワープ」には、3弦、5弦、6弦、7弦、8弦、9弦とそれぞれ異なる種類があるが、いずれも演奏する時は一つの弦しか使わず、その他の弦は共鳴弦の役目を果たすのが共通点である。   また、高音の表現力が豊かな楽器で、独奏、合奏、伴奏など幅広く使われる。坐って弾く場合も立って弾く場合も背筋を伸ばし肩を水平にしなければならない。演奏者は「レワープ」を胸の前に置き、右ひじでボディーを支え、左手で「レワープ」の上部を持ち、右手に持っているバチで弦を鳴らす。   「レワープ」には民族ごとにいくつかの種類がある。ウイグル族、タジク族、ウズベク族の三民族は同じ新疆ウイグル自治区で生活しているが、各民族の「レワープ」は種類だけでなく名前や音色なども違う。   例えば、タジク族では「レワープ」をレブプと呼び、その多くは杏の木で作られている。また、ウイグル族の「レワープ」には、カシュガルレワープ、新型レワープ、ドランレワープ、羊飼いレワープなどがある。   このなかでもカシュガルレワープは、カシュガル一帯で演奏されていることからこの名前が付けられた。音色は柔らく、音量は比較的小さいのが特徴だ。これに対し、ウズベク族のレワープは形がカシュガルレワープと似ているが、音量や音色の面で大きな違いがある。ウズベク族のレワープは音量も大きく、明るい音を出す。 

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