第二十二章:楽器~古琴(七弦琴)

第二十二章:楽器~古琴(七弦琴)

古琴(七弦琴)は中国古来の弦楽器である。今から3000年ほど前の周の時代に誕生し、昔は「琴」や「瑤琴」と呼ばれていた。   古琴は美しく、やわらかで豊富な音色をもっている。昔の人は古琴を演奏する時、一連の儀式を重んじていた。演奏する前、まず風呂に入り服を着替えてから、香を焚き、あぐらをかいて琴を膝の上、或いは机の上に置いて演奏を始めた。演奏方法は、右手で弦を押え、左手で弦を弾く。音程の正確さが厳しく求められる楽器である。   中国古代の文人と古琴音楽は、密接な関わりがある。多くの文献によると、文人たちは古琴の製作、演奏、鑑賞や普及に大きく貢献をしたことが記されている。   古琴の製作過程は非常に難しく、ひとつの芸術と見られている。唐、宋の時代は古琴製作の黄金期とされ、巧みな技術でつくられた楽器は芸術性も高く音色も素晴らしく、貴重な名器が数多く生まれた。しかし、古琴の製作技術は早い時期に途絶えてしまった。保存された歴代の古琴は、いずれも演奏家自身が作ったもので、各部品の位置や寸法などがそれぞれ異なっている。ここ数十年、中国では古琴の製作が復活しつつある。改良も加わり、古来から伝わる伝統楽器に新たな魅力が加わっている。   古琴は非常に豊かな表現力をもち、喜怒哀楽や大自然の描写など全て表現することができると言われている。独奏のほか、簫(しょう・中国の管楽器で縦笛の一種)との合奏、そして古歌の伴奏など演奏形式も多い。現存する古琴の楽譜の約半分は古歌の伴奏用のものである。

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