第二十二章:楽器~東不拉(ドンブラ)

第二十二章:楽器~東不拉(ドンブラ)

ドンブラはカザフ族に古くから伝わる弦楽器である。現在でもカザフ族は家族全員がドンブラを弾くことができる家もあり、人々に愛されている楽器。ドンブラの「ドン」とは楽器が出す音で、「ブラ」はカザフ族の言葉で楽器の音を調律することを意味する。   ドンブラの歴史は古く、紀元前3世紀に新疆地方へ伝えられ、広く普及した。   ドンブラの本体は木で作られていて、スプーンを大きくしたような形をしる。最古のドンブラは非常に簡単なつくりで、素材となる木をスプーンのような形に削っていき、その上に板をかぶせ、羊の腸で出来た弦を張ったものだった。カザフ族の歌手にとって欠かせない楽器であり、遠方へ放牧に出かける時もこの楽器ひとつあれば寂しさを紛らわすことができる。家に帰ればドンブラを弾きながら歌ったり、踊ったりして家族と一緒に楽しく過ごす。   ドンブラは独奏、合奏、伴奏などに幅広く使われ、非常に表現力に富んだ楽器である。その他の弦楽器同様、左手でドンブラを持ち、右手の中指と親指で弦を弾く。音色は、草原を流れる水の音や、鳥の鳴き声、羊の群れや馬の走る音を生き生きと表現することができる。 

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