第二十二章:楽器~管子

第二十二章:楽器~管子

管子は非常に長い歴史を持つ管楽器(オーボエ同様、ダブルリード楽器)である。古代ペルシャ(現在のイラン)で生まれ、中国では古代"篳篥(ピリ)"或いは"蘆管"と呼ばれていた。2千年ほど前の西漢時代、管子は既に新疆一帯で広く用いられる楽器となり、その後は中原地区(黄河の中下流地域)に伝わり、幾度かの改良を経て演奏法も徐々に巧みになっていきた。現在は中国で広範囲にわたり演奏され、なかでも北方人の好む楽器となっている。   音量は比較的大きく、音色は高く明るい。構造は比較的簡単で、リード、マウスピース、円柱形の管と3つの部分から構成されている。独奏、合奏、伴奏と用途も広く、特に中国の北方では非常に重要な管楽器である。吹き方も豊富で、音を振動させる技法のほか、ポルタメント(音から音への移動をなめらかに滑らせること)、特別な打音や歯音などもある。フィンガリング(指の技法)のほか、マウスピースを口に含むときの深さによって音の高さが決まり、口の形の変化で人の声や動物の鳴き声を真似た音を出すことが可能。   また、ただ演奏法が豊かなだけではなく、楽器自体の種類も豊富で、小管、中管、大管、双管などの種類がある。   管子独奏曲の『小開門』は、流れるようなメロディーで、リズムも軽く、中国では地方劇の中に登場する人物の着替えや、通行場面での伴奏として使われている。

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