第二十二章:楽器~塤

第二十二章:楽器~塤

塤(シュン、オカリナのような楽器)は7千年ほどの歴史を持つ中国で最も古い吹奏楽器の1つで、「石流星」という狩猟道具をルーツとする楽器である。   古代の人たちは糸に縛りつけた石や泥の塊を鳥や獣などの狩猟に使っていた。球体の中が空洞になっているものもあり、振り回すと音がしたことから、人々はこれを吹き始め、徐々に現在の塤になってきた。当初、ほとんどの塤は石と骨で出来ていたが、その後陶器製もつくられるようになり、形も楕円形や、丸い形、魚の形、洋梨の形など様々なものが登場した。梨形が最も一般的。   上部に吹き口があり、底は平らで、側面には指穴が空いている。最も古い塤は指穴が1つしかなかったが、紀元前3世紀末ごろに6つの指穴の空いた塤が誕生した。   1930年代末に中国音楽学院の曹正教授が古代の陶器製の塤を模した楽器をつくり、その後、天津音楽学院の陳重教授が古代の梨形をした塤を基に、9つの指穴のある新しい塤をデザインし、江蘇省宜興市の紫砂陶器(釉薬をかけずに焼いた陶器)を使い製作した。この新しい塤は伝統的な形と音色は、そのままで音量が増し、音域も広がり、スケール演奏もできるようになったほか、転調も可能になった。新しい塤の音色は素朴でシンプル。このほか、もともと不規則な指穴の排列を変え、演奏が更に便利になったほか、独奏だけでなく、合奏や伴奏もできるようになった。   その後、陳教授の教え子である湖北省歌舞団の趙良山氏は、マホガニーの木で10の指穴のある塤を作り、高音域が演奏しにくいという塤の欠点を解決した。   主に歴代の宮廷音楽に用いられ"頌塤"と"雅塤"に分けられていた。頌塤は小さく卵のような形で高音が響き、雅塤は比較的大きく低音の響く楽器である。

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