第二十二章:楽器~口弦

第二十二章:楽器~口弦

口弦は中国の楽器の中でも比較的小さく、最も長い歴史をもつ少数民族の楽器である。紀元前40世紀の原始社会で、人々は口弦を使い音楽を奏でていた。当時、口弦は「簧(リード部分の意味)」と呼ばれていた。   愛用されていた地域は非常に広範囲にわたり、使われていた種類も多い。大きくは楽器の素材によって竹製と金属製の二種類に分けられる。また、リードの数によって「一舌弦」「多数舌弦」があり、演奏方法も指でリードを弾くものと、張られた絹糸を弾くものの二種類がある。   竹製の口弦は普通堅い孟宗竹を削って作られる。刃物で竹を薄く削り、中央三面のリードを透かし彫りし、頭の部分を剣の形に削るほか、尾の部分はきれいに切りおとし、口弦の柄とする。竹製の口弦の形は、先頭部分が薄く大きいのに対し、中央部は厚く幅が狭くなっている。リードの両端は傾斜をつけて削られている。口弦の先頭部分をつま弾くと、竹の弾力性を利用してリードが振動し音が出る。何枚かの口弦をひもで繋ぐと「多数舌口弦」となる。多数舌口弦は2枚~5枚ほどの音程の異なる口弦からなり、音の高さは舌の長さや厚さなどによって変わる。   竹製の口弦と比べ金属製の口弦は、普通銅製或いは鉄製で、形は木の葉の形に似たものや、細長い形をしたもの、銃弾の外殻で作られたものもある。音は澄んでいて軽快なほか、大きさも竹製のものより小さめ。   口弦は形や製作過程が独特なだけでなく、演奏方法もユニークである。左手の親指と人差し指で口弦の柄を持ち、リード部分を唇の間に置き、右手の親指と人差し指で口弦の先頭部分を弾き、舌の振動により明るい音を出す。絹糸が張られた口弦の演奏方法はさらに独特で、リード先に結んだ絹糸の端を右手の指にも結び、指で絹糸を弾きながらリードを振動させ音を出す。そのほか、音量をあげ響きを出すために唇を前に突き出して筒のような形にする。演奏者は唇の形の変化と呼吸コントロールなどで音色を変え、様々な楽曲を演奏する。 

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