成都篇 07

成都篇 07

なぜかいきなり日本の闇の部分を暴く質問をして来た隣のベッドの若者は馬くん(マーくん)といって、国内を一人で旅している中国人青年であった。彼は北京の航空会社に勤めるパイロットの卵で、今は休暇を利用して国内を旅しているらしい。やはりパイロットとして、今まで幾人もの女性に好き放題操縦されポイッと乗り捨てられて来たオレというプロペラ機に興味を感じ、声をかけてきたのであろう。  たしかに、最近自分でも少しプロペラ機の自覚は出て来た。マレーシアのジャングルで「チンブラヤッホー」と叫びながらイチモツをプロペラのように振り回していた時などは、自分でもあまりの迫力ある旋回ぶりに「このまま仰向けになったら、空を飛んでジャングルから脱出出来るのではないだろうか?」と思ったほどである。ジャングル上空に現れる卑猥な未確認飛行物体だ。  ということで、一緒にというか馬くんにおんぶに抱っこで連れて行ってもらった中級レストランで適当に頼んだのは、麻婆豆腐に麻婆茄子に鶏肉とナッツの炒めたの。さあ、食うぞっ!!! 鬼のように食ってやるっ!!! がばっ! がばがばっ!!  ガホオオ~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!  か、辛いっっ!!!! 死んじゃうっ!! ちんじゃうっ(涙)!!! ちんじゃうロースっ(号泣)!!!  ドバドバドバドバ~~~~~(発汗) 「お客さま~、大丈夫ですか~? タオルどうぞ~~」 「シェーーー!!! 謝々!! ありがとうございます(涙)。意外と優しいんですね(号泣)。中国人なのに(偏見)」  そうだった。ここは四川省だから、出て来る料理は全て激辛四川料理なんだ。日本では3日に1回は昼メシをカラムーチョで済ますカラムーチョ愛好家のオレだが、それでも本場の四川料理は舌を焼き千切られるような破壊力である。  同じ中華料理のメニューでも、雲南省で食べていたものと辛さが全然違う。カラムーチョのマスコットキャラクターのヒーおばあちゃんなんかカラムーチョを食べたくらいで火を噴くんだから、激辛四川料理なんて平らげた日にはすぐさま胃と喉をやられてお旅立ちになられるに違いない。  ドバドバドバドバ~~~~~(発汗)  ちんじゃうっ(涙)!! ちんじゃうロースっ(号泣)!!!  だが……、それでも美味いぞ(号汗+泣)!!!  滝のような汗をお店の人が貸してくれたタオルで拭きながら、オレはご飯を4杯食べた。  やっぱり四川料理は本場に限るね! だって日本では本格四川料理なんて高くて食べられないからなっっ!!!

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成都篇 06
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21.厚徳載福
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