东野圭吾

白夜行6-2

 高電圧工学の講義は眠かった。出欠をとらないうえに、試験の時に楽勝でカンニングが出来...

白夜行6-3

 大学の四講目が終わると、友彦はすぐに事務所に向かった。事務所といっても、特に看板を...

白夜行6-4

 園村友彦が帰った時、すでに家族たちの夕食は終わっていた。電子機器メーカーに勤める父...

白夜行6-5

 土曜日の昼間、友彦はデパートの地下食料品売場で買った弁当を、ホテルの部屋に持ち帰っ...

白夜行6-6

 月曜日の朝、桐原が迎えに現れた。彼はまず奈美江に謝った。いい隠れ家が確保できなかっ...

白夜行7-1

 原稿には、渦《うず》電流式探傷コイルの形状、というタイトルが付けられていた。ラジエ...

白夜行7-2

 高宮誠に自動販売機のレモンティーを奢ってもらった日の終業後、三沢千都留は同じ派遣会...

白夜行7-3

 出窓から入ってくる風は、すっかり秋のものになっていた。この部屋を初めて見に来た時に...

白夜行7-4

 翌日の夜七時、誠は新宿の駅ビルの中にある喫茶店にいた。 隣のテーブルでは、関西弁の...

白夜行7-5

 手描きの地図に記されたビルは、新宿伊勢丹のすぐそばにあった。そこの三階に、民芸居酒...

白夜行7-6

 三沢千都留たちの送別会をした後、誠は成城の実家に帰った。 家には現在、母親の頼子と...

白夜行7-7

 運命の日は、朝から雨模様だった。遅い朝食をすませた後、誠は自分の部屋でぼんやりと空...

白夜行7-8

 食後のコーヒーを飲むふりをしながら、誠は腕時計を見た。九時を少し過ぎていた。 七時...

白夜行7-9

 千都留が品川駅に着いたのは、十時十分前だった。部屋の片づけや帰省の支度に、思った以...

白夜行7-10

 十時半を過ぎても、三沢千都留は現れなかった。 誠は誰かが置いていった新聞を広げなが...

白夜行8-1

 六時の閉店間際に入ってきたのは、五十前後に見える小柄な中年男と、高校生と思われる痩...