村上春树

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド04

 街の中心をなすのは、旧橋の北側に広がる半円形の広場だった。その半円形のかたわれ、つ...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド05

 音抜きされたままの孫娘に正当な音を与えるために老人が地上に|戻《もど》っているあい...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド06

 彼女がテーブルの上に最初の古い夢を置いたとき、それが古い夢そのものであることを|僕...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド07

 タクシーに乗ってアパートに|戻《もど》った。外に出るともう日はすっかり暮れていて、...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド08

 「君が影をとり|戻《もど》す可能性はおそらくもうあるまいね」と大佐はコー...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド09

 彼女を待つあいだに、私は簡単な夕食を作った。梅干しをすりばちですりつぶして、それで...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド10

  僕《ぼく》が曇った午後に門番小屋まで下りたとき、僕の影はちょうど門番を...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド11

  時計の針が九時半を指すと、彼女はベッドから立ちあがって、床に落ちた服を...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド12

  影と会った翌日から、|僕《ぼく》は早速街の地図を作る作業にとりかかった...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド13

  いつものように、私の意識は視野の|隅《すみ》の方から順番に|戻《もど》...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド14

  やがて秋はその姿を消した。ある朝目を覚まして空を見上げると、秋はもう終...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド15

  大男は流し台の中で一本残らず——たったの一本も...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド16

  目が覚めたとき、|僕《ぼく》はベッドの中にいた。ベッドにはなつかしい|...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド17

「お願い」と太った娘が言った。「このままじゃ世界が終っちゃうのよ」 世界なんか終れば...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド18

  僕《ぼく》は自分の心をはっきりと見定めることのできないまま、古い夢を読...

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド19

 我々はまず最初にどこかで腹ごしらえをすることにした。私の方は|殆《ほと》んど食欲は...