最后的朋友

雨月物語 序

羅子(らし)は水滸を撰し、而して三世唖児を生み、紫媛(しえん)は源語を著し、而して一...

白峯 一

あふ坂の関守(せきもり)にゆるされてより、秋こし山の黄葉(もみぢ)見過ごしがたく、浜...

白峯 二

この里ちかき白峰といふ所にこそ、新院(しんゐん)の陵(みささぎ)ありと聞きて、拝(を...

白峯 三

現(げ)にまのあたりに見奉りしは、紫宸(ししん)清涼(せいりゃう)の御座(みくら)に...

白峯 四

猶((なほ))、心怠(おこた)らず供養(きようやう)す。露いかばかり快(そで)にふか...

白峯 五

「喜(うれ)しくもまうでつるよ」と聞(きこ)こゆるに、新院の霊(れい)なることをしり...

白峯 六

西行(さいぎやう)此の詔(みことのり)に涙(なみだ)をとどめて、「こは浅(あさ)まし...

白峯 七

重仁(しげひと)国しらすべき才あり。雅(まさ)仁(ひと)何らのうつは物ぞ。 ...

白峯 八

西行、いよよ恐るる色もなく座をすすみて、「君が告(のら)せ給ふ所は、人道(にんだう)...

白峯 九

又、『周(しう)の創(はじめ)、武(ぶ)王(わう)一たび怒(いか)りて天下の民を安く...

白峯 十

且(かつ)、詩(し)にもいはざるや、『兄弟(けいてい)牆(うち)に鬩(せめ)ぐとも外...

白峯 十一

院長(ながき)嘘(いき)をつがせ給ひ、「今、事を正(ただ)して罪を問ふ、ことわりなき...

白峯 十二

いにしへより倭(やまと)・漢土(もろこし)ともに、国をあらそいて兄弟(きやうだい)敵...

白峯 十三

これが報(むく)ひを虎狼(こらう)の心に障化(しゃうげ)して、信頼(のぶより)が陰謀...

白峯 十四

雅(まさ)仁(ひと)朕(われ)につらかりしほどは終(つひ)に報(むく)ふべきぞ」と、...

白峯 十五

院、かの化(け)鳥(てう)にむかひ給ひ、「何ぞはやく重盛(しげもり)が命(いのち)を...